吉徳のぬいぐるみ65周年記念展に行った
「人形は顔がいのち」でお馴染みの人形メーカー吉徳。その浅草橋本店でぬいぐるみ展が催されているので行ってきた。
こういう時ってポスターが貼ってある入り口なんかを撮っておいて導入に使うのが定石なのだろうが、一刻も早くぬいぐるみを見たい気持ちが先走って何の写真も撮ることなく展示室へ入ってしまった。版権ものの商品以外は撮影可だったので、展示室内ではありがたく写真を撮らせてもらった。
こちらはネムリ犬。眠っていることがアイデンティティって羨ましい、私もネムリ犬になってずっと眠っていたい。レトロな顔立ちがかわいい。
かと思いきやめちゃくちゃリアルな犬もいる。80年代に作られたらしいポメラニアン(左)とスピッツ(右)のぬいぐるみ。振り幅がすごい。
過去の広告やカタログも展示されている。ぬいぐるみが並んでいる様は見ているだけで楽しい気持ちになる。
漫才コンビみたいな熊いる
ミニマルな表紙がCOOL。ぬいぐるみのカタログってこんなにかっこよくていいんだ。
「伝わるね、キミたちの愛…。」
詩的なコピーに惹かれてよく見ると、親犬が子犬を連れているぬいぐるみのようだ。「まだ目があいたばかりのチビちゃん」をかごに入れて大事にする親犬。愛だ…。
下段のうさぎ達も時代を感じさせるファンシーさがいい味を出している。
ぬいぐるみの良さを存分に浴びて多幸感に包まれたが、中でも私の心を掴んで離さなかったのは「ちびまる」だ。
めっっっちゃかわいい…。
無垢な表情と足元のどっしり感が最高。胸元もふかふかしていそうでたまらない。これはもう命そのものでは?どうにか復刻されないだろうか…
スペースはそれほど広くないが、とても満ち足りた気分になる展示だった。しばらくはちびまるの写真を見返して微笑む日々が続くと思う。